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| 映画『狩人と犬、最後の旅』を観てから読むか、読んでから観るか….. |
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絵本『最後の狩人』
この絵本、文は映画『狩人と犬、最後の旅』監督・脚本のニコラ・ウ゛ァニエ(映画関係ではニコラス・ウ゛ァニエ表記)が担当、イラストは動物・昆虫のイラストを得意とするフィリップ・ミニョン、訳は河野真理子氏が担当し、脚本を9話の短いストーリーと絵で忠実に描いている。 巻末には『北の狩人のくらし』として、そりイヌやカナダの北極圏地方に生息する動物について、またこの地方の猟師(狩人)が実際に使っている罠の説明や丸太小屋、キャンプについての解説がなされている。 この絵本、映画を観る前の予備知識として読むのも面白いだろうし、観賞後の思い出として一冊持っているのも悪くないかも….. もちろん映画とは関係なく、カナディアンロッキーの大自然のもとで暮らす狩人の生活や、自然を守っていく大切さを伝える絵本として子供たちに読ませても良い訳だ。
" Born to Pull "
そりイヌとは何かから始まって、食事やケアの仕方などの生活全般、コミュニケーションの取り方、そして犬ぞりチームの作り方などなど、かなり豊富な内容の一冊だ。そりイヌの専門家にとっても十分参考になる詳細記述があるのだが、この世界のまったくの素人でも、十分に楽しめ理解しやすい貴重な本だ。イラストもリアルに描かれているものの、教科書の挿絵のような固さや退屈さは全くなく、むしろアーティスティックで見ているだけでも楽しい。 残念ながら現在翻訳はされていないようなので英語版のみだが、比較的簡易な文体で書かれているので(中学生くらいの英語力があれば、辞書を片手に読みこなせるのではないだろうか…….)犬ぞり、あるいはそりイヌに興味のある方はぜひ読まれることをお勧めする。 映画『狩人と犬、最後の旅』を観る前に一読しておけば、ノーマン・ウィンターがイヌたちにだすコマンドが字幕を読まなくても理解できたり、北極圏でイヌと暮らすことや、夏場でもイヌたちを飼育しなくてはならない大変さなどなど、画面では映し出されないノーマンとイヌたちとの機微を読み取ることも可能になり、一層映画が楽しめるのではないだろうか。もちろん私のような素人の場合だが…..
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